一般的な理解と、現在の研究水準とのギャップ
「聞けば話せる」という理解は、1980年代にKrashenが提唱した理論を単純化したものです。その後40年以上の研究で、この理解だけでは説明できない現象が数多く報告されています。
よくある理解
理解可能なインプットに大量に触れれば、言語は自然に習得される。アウトプット(話す・書く)は後回しでよい。
現在の研究が示す理解
インプットの処理のしかた、実際に使う経験、人との関わり、本気で取り組める内容——これらが揃って初めて、使える英語力が育つ。
外国語のテレビをたくさん見て育った子どもが、聞いて理解はできるのに文法があやしいままだった。聞けば理解できるのに、自分では話せない。「聞く」だけでは、実際に使える英語力には結びつきにくい——これが、40年分の実証研究から見えてきたことです。
LeadGLが大事にしている4つのこと
単一の仮説に依らず、複数の実証研究領域を統合した4層構造として設計しています。
- 1
使ってこそ身につく
インプット(聞く・読む)だけでなく、実際に話し、書き、伝えるという体験を通じて、初めて「使える英語」が身についていきます。
VanPatten のインプット処理理論/Swain のアウトプット仮説 - 2
人との関わりの中で身につく
一人で音声を聞き流すよりも、実際に人とやり取りする中で使う英語のほうが、脳にしっかりと刻まれます。LeadGLがコーチングという「人が関わる」形にこだわるのは、この理由からです。
言語脳科学(Li/Jeong ほか) - 3
本気になれる内容で学ぶ
単なる会話練習や試験対策ではなく、起業やビジネスの課題解決、リーダーシップといった、本気で取り組みたくなるテーマを英語で扱います。本気で伝えたいことがあるからこそ、他の3つが機能します。
プロジェクト型学習(PBL)研究 - 4
本気で頭を使う練習
目標を決め、フィードバックを受けながら、負荷のかかる練習を重ねること。なんとなく英語に触れているだけでは、上達のスピードは上がりません。
Ericsson の意図的訓練(deliberate practice)研究
よくある英語学習法とLeadGLメソッド
Krashen仮説に基づく一般的な理解と、LeadGLメソッドの違いを整理しました。
| 観点 | よくある英語学習法 (Krashen仮説に基づく理解) | LeadGLメソッド |
|---|---|---|
| 考え方の中心 | たくさん聞けば自然に話せるようになる | 使う・話す経験と、本気になれるテーマこそが力になる |
| アウトプットの位置づけ | 自己修正の手段。習得後に自然についてくるもの | 気づきと再構築を促す、習得プロセスに不可欠な要素 |
| 練習のしかた | 聞き流し・くり返し中心。反復や接触量に依存 | 目標設定とフィードバックを伴う意図的訓練 |
| 学ぶ環境 | ひとりでのアプリ学習・一方向的なコンテンツ視聴が多い | コーチと一緒に、人との関わりの中で学ぶ |
| 学ぶ内容 | 汎用的な会話・試験対策トピック | 起業・課題解決・リーダーシップなど、実務に直結するテーマ |
※ 学術版では、この比較を7つの観点でより詳しく扱っています。
2種類の資料をご用意しています
内容の骨格は同じで、詳しさと書き方が異なります。目的に応じてお選びください。両方をご請求いただくこともできます。

「たくさん聞けば話せるようになる」
は本当ですか?
LeadGLの英語学習が、ふつうの英会話と違う理由
専門知識がなくても読める、やさしい解説版です。LeadGLメソッドが一般的な英語学習法とどう違うのかを、5分程度でつかめます。
- 対象
- はじめてLeadGLを知る方/個人の学習者の方
- 形式
- PDF・A4/全4ページ
- 内容
- 5章+かんたん比較表・参考にした研究

第二言語習得研究から見る
LeadGLメソッドの理論的基盤
― 一般的な英語学習理論との比較 ―
引用文献付きの学術論文形式の資料です。理論的な厳密さを重視される研修ご担当者様・専門的にご検討される方に向けています。
- 対象
- 企業研修ご担当者様/専門的にご検討される方
- 形式
- PDF・A4/全10ページ
- 内容
- 要旨・全6節・7観点の比較表・引用文献24件
参考にしている研究
LeadGLメソッドは、以下のような研究者による実証研究を土台に構築されています。
- Bill VanPattenインプット処理理論/第二言語習得
- Merrill Swainアウトプット仮説
- K. Anders Ericsson意図的訓練(deliberate practice)
- Ping Li/Hyeonjeong Jeong言語脳科学・社会的相互作用
